笑えるようになったら帰りましょう

25歳、自分で自分の育成記録

私は私がなりたい私になるの

前の記事の続きのような、そうでもない話。

最近調子が良くなってきたからか、以前の自分というものを思い出してきた。
私は、こういう風に思って欲しい! 私はこういうキャラクター! と結構他人に押し付けることがあった。周りからの評価とか、印象とか、キャラ付けをシカトして、だ。

◾︎セルフプロデュース
私は昔は自分のことを可愛いと思ってました。
小学校低学年の時、閉鎖的な田舎の小学校に転校して、身体が縦にも横にも大きい私は、ノロマ・ゲテモノ扱いされていた気がします。
転校して割りとすぐだったと思うのですが、国語の朗読劇をやるのに、鬼だか化物だかの役をやらされそうになって、それが本当ーーーに、本当に嫌で、私は家に帰って泣いて、母に連絡帳に先生へあれはやりたくない、これがやりたいのに班の他の人が私の意見を聞いてくれない、といった抗議文を書いてくれと頼みました。そして、それを先生へ見せて生徒間での役割相談に大人を介入させ、自分がやりたかった役に就きました。

高校時代、私は邦楽ロックバンドが好きで、バンド組みた〜い! みたいなことを四六時中言ってました。
お小遣いをほぼCDやDVD、雑誌につぎ込んでいました。大して仲の良くないクラスメイトともCDの貸し借りや、MD全盛期だったので録音してあげるもらう、なんかもしていました。
そんな女子高生だったある日、今は名前も思い出せないクラスメイトとバンドやってみたいよね! と盛り上がりました。
そのときの私はベーシストにやたら憧れていて、やるならベースかな! とよく言っていたのですが、その子には冬野さんはドラムだよね! と言われました。私は、え〜 私はベースやりたいんだよ〜 と流していましたが、その子は私の言葉に耳を傾けず、冬野さんはドラムの方が似合う、ドラムだよ〜 とずっと言っていたような気がします。

この2つの出来事、これはキャラクターの押し付けだったんだなー と今更思います。
私は、君はこういうポジションだよ! という空気を出されても、そのポジションが自分にとって不本意なものだと無意識に拒否し続けていたんだなぁ。


なので「キャラがしんどい」を読んで、環境というか境遇なんかは似てる気がするのに、全く共感出来なかったんですよね。
私も真面目で、オタクという性質を持ち、クラスカーストは下の方の扱いを受けていたような気はしますが、周りからの扱いについてはそれは私に対する扱いとして正しくないよ、という気持ちがあったので、あまり気にしなかったのかもしれません。